ども!キヨスイです!
高橋幸宏さんの『心に訊く音楽、心に効く音楽』を読了しましたので、感想文を。
平成生まれの人たちは『高橋幸宏』『YMO』『ライディーン』というキーワードに反応する人は少ないでしょうね。この記事で少しでも興味を持ってくれたら嬉しいな。
高橋幸宏さんの全部が書いてある。
出典:http://www.interfm.co.jp/everydaymusic/blog/?paged=3
本書にはなぜ音楽を始めたのか?いつから始めたのか?どうしてドラマーになることを目指したのか?というものが書かれています。
もちろん『サディスティック・ミカ・バンド』を組む経緯、細野晴臣さんとの出会い、坂本龍一さんとの出会いもたっぷり紹介されています。
その後『YMO』結成して、どういった心境でやっていたのか?YMO解散後、細野さんと始めた『スケッチ・ショウ』から教授(坂本龍一)が再び二人のもとにやってきて『HASYMO』として参加する経緯。
盛りだくさんで、高橋幸宏さんの人生を話してくれている本です。ファンは必ず読んでおいてほしい。平成生まれでも誰でも耳にしたことのある『ライディーン』を知っているなら興味を持ってほしい。この本で大筋のことは知ることができます。
おまけに(僕が勝手におまけと感じた)鈴木慶一さんとの『ビートニクス』、原田知世さんと結成した『pupa(ピューパ)』のお話も書いてあります。
そうそう、『ワールドハピネス』のことも。読み進めれば進めるほど、僕は幸宏さんを大好きになって時期と重なって行って、本当に楽しかった!
ワールドハピネスに詰められている高橋幸宏の音楽への想い
本書の最後の方に『「ワールドハピネス」への思い』という見出しがあるんですが。この場所を一番読んでほしいですね。さんざん幸宏さんの音楽人生を説明される本なので、この人が音楽が好きなのは嫌でもわかります。
でもどうんな想いなのかはここでしか書いてなかったのです。
そもそも、ぼくには、メジャーとインディーズの境がない。
つまり売れるとか、売れないとかで音楽を判断しない。例えば、プロデューサーとして仕事を依頼されるとき、当然、レコード会社、クライアントからすれば、売れるものを作ってほしいとか、この人の良さを引き出してほしいとか、そういう思惑があるわけです。その人の魅力を引き出すには僕も自信がある。
だけど、売れるものを作るのが優れたプロデューサーだとしたら、ぼくはあまり良いプロデューサーにはなれないかもしれません。「それでいいんですよ、良い音楽を作って下さい、売るのは私たちの役割ですから」
と言ってくれる人たちもいるんですが、なかなか難しい時代ですからね。いまは。
引用:心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック P199-P200
確かに今の時代、音楽は本当に難しい。この本が発売されてから少し時間が経っているので尚、難しいものになっている。
でもこんな時代にも「売るのは私たちの役割ですから」と言う人がいることにビックリだ。でも相手は幸宏さんですからね。
この人はやっぱり音楽を売れる売れないで考えていない。YMOのときも本当にそうだった。全然、狙っていなかった。本当にプロデューサー向けの人間じゃなくアーティストなんですよね。
高橋幸宏さんを知らない人はこれを聞いて
これらを聞いてから、本を読むとより一層面白いですね。順番は順不同です。
ライディーンのYoutubeにビビッときたら、どれかアルバム聞いてみてくださいね!そしてこの本を手にとってみてください。
でわ!
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