あなたも知っている「縁起」ちゃんと頭の中にある?

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こんばんは、キヨスイです。

 

最近はもっぱら仏教の話ばかりで、発達障害の記事を書けていません。

 

そしてアクセス数がガクンと落ちています。(←仏教の責任にするな)

 

まぁこれもひとつの結果として受け止めています。

 

結果的に発達障害者のパートナーとして役に立っているこの仏教の学び。

 

今週で終わるこの新潟の旅が最終的にどうなるのかお見守りください。

 

 

今日は「縁起」の話。

 

仏教の考え方のひとつである「縁起」を学びました。

 

みなさんも「縁起が良い」とかで使っていますよね?僕もよく使っていました。

 

でも今回のお寺修行で、考え方はかなり変わりました。今までの使い方とは違う考え方。

 

どうぞお聞きください。

 

知っているけどわかっていなかった縁起

お世話になっているお坊さんに教えていただいたよう図付きで縁起の説明を進めていきます。

 

 

僕は本堂を朝掃除しました。

 

僕の存在が「因」となり「縁A」という僕が掃除をするという行動が起きました。

 

そして綺麗な本堂という「結果A」が生まれる。

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ひとつ遡ると、掃除という「縁A」が生まれたのは、僕が来る前に奥さんが「因」となり掃除機購入という「縁B」が働き、掃除をするという「結果が生まれた(縁A)」

 

このことによって僕は本堂を掃除する「縁A」が生まれる可能性が出てきました。

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さらに遡りましょう。

縁Aの掃除が起きたのは、共通の趣味で知り合いになったという「縁C」があったから。

そして僕が新潟のお寺に存在している。

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焦点を僕に直接関係のない第三者に置いてみましょう。

僕が掃除をしたことによって綺麗な本堂「結果A」が生まれている。

綺麗な本堂は「結果A」でもあるけど「因」ともなり法事に人が来るという「縁D」が生まれる。

 

よって気持ち良く法事ができる。さらに自分の家を掃除しようと思う人も出てくる可能性も。

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これを全体図で見てみましょう。

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すべてがこのように「因」「縁」「果」で結ばれていて、さらに結果というものは縁にとても左右され、因へ変化していく。

 

結果というものは実態がなく実在しない。どんどん変化していくものだと僕は学びました。

 

だから昔話で自慢をするおっさんはダサい。もうその結果、変化してるよ。

 

結果に執着したり、固執しても意味がないんじゃないかな?と。

 

縁でかなり左右されるもん。

 

例え話をしましょう。

 

種を蒔きます。(因)畑を手入れしますが、台風がきたり原発がヤバイことになったりという悪いこと(縁)が起きたら稲は育ちませんよね(結果)

 

逆に種を蒔いて(因)いい感じに雨がふり台風もこなく(縁)順調に稲に育つ(結果)という未来も待っている可能性があります。

 

この自然的な縁ですごく左右される。縁とは自然に発生したものです。もう逆らえません。だから結果に執着してもしょうがない。

 

このような考え方をするとお世話になっているお坊さんは「感謝の気持ちに行き着く」とおっしゃっていました。

 

僕はまだどこに行き着くのか正直わかりません。

 

じゃあ努力しても意味なくね?

じゃあ努力しない!という考え方をする人もいるかもしれません。でも僕の考えは違います。

 

僕は無宗教で、仏教を学んだだけでありますがこの「縁起」は仏教の考え。

 

仏教の考えは日々鍛錬。すべてが修行。それが坐禅であろうがゲームであろうが商品開発であろうが。

 

という考え方がひとつとしてあります。

 

だからこの「縁起」を自分の発言に混ぜる人は、努力しましょう。

 

都合の良いものだけを使うという超ダサいことはしないでほしいですね。

 

まずは修行という名の努力をする。それが因になる。でも結果を求めてはダメ。縁でどうにでもなってしまうから。

 

楽しみながら修行に取り組む事。結果がダメだったら、僕はまたチャレンジ(因)しようと思っています。その時にダメだった結果は何かに変化しているでしょうね。

 

勉強不足なのか、無宗教のせいなのかわかりませんが僕の個人的な考え方は入っています。

 

日本人のほとんどが知っている。

僕はこの「縁起」を学び、懐かしさを感じました。

 

お坊さんが話をしてくれたこと自体は初めて聞く事ですが、昔を辿ると...

 

親に「先祖は大事にしましょう。」と言われたこととかぶる。

 

お墓参り行くこととかぶる。

 

お線香あげることとかぶる。

 

感謝の気持ちをもちましょうと言われたこととかぶる。

 

親たちはこれを伝えたかったんじゃないかな?と

 

僕が親に言われていたこの言葉ってみなさんも言われていません?

 

そして知ってますよね?でも念頭にあるかどうかと言われたら疑問が浮かぶ。

 

少なくとも僕は知っていたけど、念頭にはなかった。

 

でも日本人のほとんどが知っているのです。

 

ものが当たり前に増え、テクノロジーが発達し時間がなくなり、みんな忘れてきてしまっているのです。

 

今回の禅の修行で昔に戻った学びができました。

 

本当に感謝しています。

 

この「縁起」の考え方。僕がどこに行き着くのか楽しみです。

 

みなさんも一度「縁起」について考えてみたら?

 

縁起の話でした!

 

でわ!