音楽のトークン化は有意義なのか?限定的に使わないと有意義にはならないと思う。

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キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。

 

イケハヤさんのこちらの記事。すごいこと書いてあります。必読です。

ERC-20をバンドル化して流通させることができるというサービスですね。素晴らしい機能。

 

バンドル化に盛り上がる

そこからERCに詳しい人が盛り上がっていました。これは盛り上がりますね。

 

で、僕もひとつ

はやたさんが反応してくれました。うん。音楽にも技術的には使えると思いますが...

 

僕の見解はこちら。この記事では、なぜ難しいのかお話をしていきます。(前ぶり長くてごめん) 

 

音楽のトークン化はなぜ難しいのか?

前提として、音楽を積極的にシェアしない国って日本くらいなんですよ。

最近でもミスターチルドレンがやっとスポティファイに全ての曲を載せました。異常ですよ。スポティファイ出てから何年経ってるの?ってレベルですから。

アメリカ、イギリスのアーティスト達がYoutubeに曲をアップし始めてから、日本は何年も遅れてYoutubeにアップしました。これも遅かった。

 

日本の音楽マネタイズってCD売り上げか著作権で売り上げを出す仕組みみたいになっていたんですよ。JASRACに登録して、使われたら使用料をみたいな。かなり時代遅れなことを2010年代に入ってもずっとやってました。マジでヤバいんですよ。

 

ちょっと話が脱線しましたが、音楽ってシェアしてナンボでしょ!というのが僕の中であります。

僕がやっているダンスミュージックというジャンルだと勝手に有名アーティストのリミックスとか作っても、向こうから「いいね」や「コメント」がくるレベルでシェアの文化なんですよ。

こういったシェア文化の中にトークン化を突っ込むと、逆に発展しにくくなると思っています。

 

絵や写真でしたら、所有できなくとも閲覧ができるので、ある程度の価値をシェアできますが、音楽だと目に見えない物になるので、ここが難しい...

 

使い方によったらトークン化もあり

*ちょっと倫理的な部分は横に置いておきます。あくまでトークンの使い方にフォーカスおきます。

 

Aviciiの例

先日Aviciiというアーティストが死にました。

 

そのあとに出た「Heaven」という曲ですね。(確かこれだよね?)

こういった曲をトークン化するのは、かなりの価値がつくと思います。言い方悪いかもしれませんが、死んでしまうと音楽とともに大半の人が忘れていきます。

もちろん、強烈なファンは自分が死ぬまで覚えているので、あえてトークン化してその人たちだけが所有するというは、ありだと思っています。

 

DaftPunkの例

この曲、RANDOM ACCESS MEMORIESっていうアルバムなんですけど。最初レコードで発売されました。

で、レコード購入した人にはmp3をプレゼント!という形を取っていたんです。レコードにアクセスできるパスワードがついていて、ユーザーはmp3をダウンロードするという形だったんですよね。

これにもトークン化は使えるはずだなとバンドル化なんか持ってこいですよね。

 

Remixデータの例

リミックスデータを有名アーティストが配布しているケースが多々あるんですよ。

ドラム、ベース、ギター、ボーカル、ピアノという風に楽器を分けたデータが出回っています。

有料販売しているアーティストもいるし、無料でばら撒いているアーティストもいるんですけど。

有料販売のアーティストのもクラッカー達の手によって無料で手に入ってしまっている世の中になっています。

これらもトークンから再生してDAW(音楽作るソフト)に落とし込むことができるシステムが構築できれば、この辺りの問題も解消できる気がします。

この話に繋がる面白い話をしたいのですが...サロンnoteの方で書いてしまったので、気になる方はこちらをどうぞ。

Digital Art Chainのやりとりを簡単に解説。|キヨスイ|note

 

有名アーティストが前提になる

ここなんですよね。無名アーティストの場合は、シェアの文化を利用した方が大きくメリットあります。

有名アーティストの場合は、ものによったらトークン化していった方が面白いものも!

音楽だけ、この壁なくならない感じするんですよね。

絵や記事、ボイスメモのようなコンテンツをトークン化するのは、割と多くの人たちが有意義に使用できる未来は見えるんだけど。音楽だけなかなか...(笑)

 

最後に

音楽のトークン化のお話でした。音楽って目に見えない性質上難しいですよね。

あとはライブチケットとかにするくらいしか...作品だけだと、どうしても行き詰まってしまうところはあります。

 

何か良いアイディアあったら、教えてくださいね!

 

それでは、また。