漫画「ボールルームへようこそ」1巻、2巻の感想、ネタバレ。社交ダンスの入り口にようこそ。

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キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。

 

「ボールルームへようこそ」が面白すぎます。この漫画、名作入り確定ですね。

めっちゃ熱い社交ダンスをテーマにした漫画です。

 

ボールルームへようこそ 1巻

 

あらすじ

主人公の「多々良」は、高校受験を目の前に何をしたらいいのか迷っていました。

進路をどうしたらいいのか全くわからない。自分の中でも変わりたいという思いは強いものの...どうしたらいいのかわからない。

 

道端でカツアゲを食らっているときに、たまたま「仙石 要」という人物に助けられる。

このことによって社交ダンスと出会う多々良。

スタジオ内で出会った「しずく」に冷やかしで来たのか?と言われたことから、自分だけが何も持っていなく、進路も決められないどうしようもない人間だと愕然としてしまう。

 

家に帰ってから、スタジオスタッフの「たまき」に仕込まれたDVDを観たことから社交ダンスに魅了される。

 

感想、ネタバレ

仙石のダンスに魅了されてしまって、口が滑ってしまい仙石にプロになりたいっていう多々良。

まさに少年漫画の王道の入り方。仙石にすぐ諦めるだろうと思われ、基礎練習をずっとやってろって言われ、一晩中夢中になって練習する多々良。

 

あれですね、向いているという証拠ですね。多々良が社交ダンスに向いているというのをハッキリと明確に書いてくれています。

よくある少年漫画の導入ですが、この漫画はこれだけじゃすまない。

 

仙石は多々良の意気込みをかって、兵藤清春としずくが出ている大会に連れて行くんですけど、まぁすごい。中学生にしてアマチュアの極みまでいっているような男で。

主人公のライバルというところですね。いい感じのライバルが1巻にしてすぐ、登場します。

 

どっか抜けているけど、見た目もかっこいいし、ダンスもうまい。そして努力家というね。

ダンスを始めたばかりの多々良には、でかすぎる壁です。

 

ただ、この漫画はライバル関係というものが、少し不思議な感じでして。

ライバルってちょっと離れたところで、お互いを刺激し合うというのがスポーツ漫画で多いのですが、この漫画は距離感が近いんですよね。

超近距離で刺激し合う感じになっているんです。

 

社交ダンスの世界は、距離感がこんなにも近いのでしょうかね。競技人口の多いスポーツとは言えないので、国内だとそこまで世界が広いわけじゃないのかもしれない。

 

多々良は、兵藤としずくを応援するためにアマチュア最高峰の「三笠宮杯」にいく。

ここで初めて、多々良は社交ダンスが戦場だと言うことを仙石から教えてもらう。

 

大会中に兵藤の怪我が発覚。膝の怪我を隠して、ずっとダンスをしていた兵藤。

階段から落下してしまい、行方不明になってしまう。

苦肉の策として仙石が提案したのは、多々良に兵藤の替え玉をやれ!ということ。

ここで1巻は、終わり。

 

1巻はそこまで、大会のシーンが多いわけじゃないですが、社交ダンスの基本的な知識や競技スポーツであるという定義つけをしてくれます。

 

本来はもっと複雑だったりするのだろうけど、認知度の低い社交ダンスを上手にまとめてあり、読者の頭の中にしっかりと残してくれます。

 

そして、2巻を読みたくなるような感覚を残して終わってくれるので、1巻を手に取った人は必ず2巻も手にしてしまうのではないだろうか。

 

ボールルームへようこそ 2巻

 

あらすじ

兵藤の怪我がキッカケで、仙石に無理やり兵藤の替え玉をやらされる多々良。当たり前のように動揺するしずく。

 

しずくの「音楽が鳴ったら踊る」の声とともにがむしゃらに踊り出す多々良。

今までみた、兵藤の踊りを記憶から引き出すように同じように踊ってみるものの、全てを踊り終えるまで覚えていない。

そんな中、自分の知っている踊りを全て出し切り、競技中に振り付けをしはじめる多々良。

 

多々良はいつも1人で練習しているときにしずくが居ることを過程して踊っていたことから、即興でなんとか踊り切ろうとする。

 

最後はしずくの衣装の裾を踏みつけて転ぶもののなんとか踊りきった多々良たち。

これを見ていた兵藤に火がつく。多々良の胸ぐらを掴んで「返せ!」と一言。

 

このあとの兵藤のダンスが、2巻で一番の見所になっています。

 

感想、ネタバレ

2巻の見所は、多々良に感化された兵藤のダンス。

今までは、基本に忠実に型にはまったダンスをしていた兵藤が、豹変する。

今までみたこともないような情熱的なタンゴを踊り始めた兵藤。もちろん、足の怪我があるのも関係なしに。

 

会場は予選なのにスタンディングオベーション。

大会初の出来事となった。観客が盛り上がりすぎて、音楽が聞こえなくなるほどの盛り上がり。

 

この兵藤のダンスの表現が漫画でここまで出来るのか?と思ってしまうくらい素晴らしいものになっています。

 

月並みな表現になりますが、「この漫画家、超すごい!」読んでいて素直に口にしてしまうほどすごかった。

 

兵藤は、今までにないダンスをして踊りきってしまったことから、膝を悪化させる。

その場で倒れてしまう。その後、多々良との替え玉がバレてしまい、兵藤は怪我とともに半年の出場停止を食らってしまう。

 

兵藤が怪我をしたことを知って、赤城賀寿という人物がしずくを訪ねてくる。賀寿のパートナーであり、妹でもある真子と一緒に。

 

賀寿はパートナーの妹に満足しておらず、しずくと昔から組みたがっていた。

しずくには兵藤という壁があったため、賀寿の想いは叶わなかったが怪我をした今、チャンスだと思いしずくの前に登場。

 

新キャラ登場ですね。新キャラを登場させるタイミングもバッチリで、パートナーを奪いにくるという少年漫画ならでわの展開。

本当の社交ダンスで、こういった展開ってあるのかな...

人気のパートナーであれば、声はすぐにかかるだろうが、そう簡単にカップルを解消するわけでもないし。

 

現実はどうなんだろう...と少し気になるところ。

ただ、少年漫画だし、読んでいる人は社交ダンスをあまり知らない人たちばかりだろうからいいのかな?とも思ったり。

 

賀寿の登場で、しずくは賀寿とカップルを組むことになる。

なぜか多々良も巻き込まれて、多々良は賀寿のパートナーだった真子とカップルになることに。

多々良は真子を賀寿に認めさせるために、カップルになり打倒賀寿を宣言。

 

んー少年漫画っぽい展開になってきました。私情を挟むことで読者を飽きさせない展開。

いい感じです。スポーツ漫画には絶対必要な要素ですからね〜!

初めてカップルを組む多々良が今後どうなっていくのか?楽しみなところで終わってくれます。

 

多々良はなんだが、不思議な力を持ったダンサーになりそうな予感がしています。

こんな感じのダンサーはいるのでしょうか?誰かモデルになっているのか?なんて気になったりしながら読んでいました。

さらに、2巻でハッキリしたのがヒロインたちの魅力が半端ない!かなり色っぽく描かれているので、絵だけでも見ていて飽きない漫画になっていました。

 

アニメ化されています!

 

アニメはAmazonプライムビデオで見放題になっていますので、ぜひこの機会にアニメを観てください!

僕はアニメから入りました!社交ダンスの躍動感を派手に再現されていて、面白い内容になっています。

 

原作とアニメでちょこちょこと内容が違うところがありますので、そのあたりも楽しめる内容になっています。

 

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最後に 

 

社交ダンスという認知の低いテーマを扱っているにも関わらず、王道漫画のストーリーを描いてくれています。

そして、ダンスシーンの躍動感!色気!がこの漫画の見所です。

作者の情熱が熱く伝わってくるので、ぜひ手に取ってください!

 

それでは、また。

 

3巻、4巻の感想はこちら。

漫画「ボールルームへようこそ」3巻、4巻の感想、ネタバレ。天平杯、終了!勝負はいかに!?